バイナリーオプションを始めたものの、全然お金が増えていかず資金を溶かしてしまう。。。これでは、なんとも悲しいですよね。
小さい資金で少しずつお金を増やせたけど、感情が高ぶってしまい半分以上の資金を溶かしてしまったり、負けたことによって取り返そうとして多めにBETしたらさらにお金が減ってしまったりと、このようにバイナリーオプションのトレードを行っているのであればどんな手法やテクニックを覚えたとしてもお金を増やすことは出来ないでしょう。
私も過去に、一時的に勝ちが続いている時に一気にBET額を上げてしまったり、1日単位で負け越しているからといって超高額BETをしてしまったことによって、証券口座に入金した金額をすべて溶かしてしまった経験があります(笑)
このように失敗を繰り返していると「私は稼げない人間なんだ」とか「証券会社がズルをしてる!」などと愚痴をこぼしたくなると思います。
しかし、賭博やギャンブルと表現されやすいバイナリーオプションですが、しっかりと資金管理を行ったり一定の勝率を安定して出すことによって稼ぐことが可能になります。
この記事では、バイナリーオプションで稼げた経験のない人のために、稼ぐために必要不可欠な「勝率を底上げする方法」についてお話していこうと思います。
目次
勝率の計算方法
勝率を底上げする方法を身に付ける上で必ず知っておかなければならないことは、
「勝率の計算方法」
です。
「そんなの知ってるよ( `ー´)ノ」と言いたくなる方も多いと思いますが、一応念のため説明しておきます。
計算式
(例)
エントリー回数:10
勝数 :7
負数 :3
7(勝数)÷10(エントリー回数)×100=勝率70%
引き分けは、勝率計算にどのように反映するかについてですが、証券会社によって引き分けも負け扱いになる業者とお金が戻ってくる業者があります、
お金が減った時は負けとしてカウントし、お金が戻ってくる場合はノーカウントにしましょう。
利益を出すには勝率はどれだけ必要?
皆さん勝率の計算方法は理解できましたでしょうか?
理解できましたら、次は利益を出すにはどれだけの勝率が必要なのかを知っておきましょう。
利益を出すための最低勝率を考える上で「キー」になってくるのが、ペイアウト倍率です。これは、証券会社や取引時の判定時間の長さによっても変わってきますが、「国内のバイナリーオプション業者を利用する場合は1.0~20倍」、「海外のバイナリーオプション業者を利用する場合は1.6~2.0倍」が相場です。
今回、ペイアウト倍率を参考にするのは、日本でバイナリーオプション業者として最も有名なハイローオーストラリアを参考にして、判定時間の長さは15分のペイアウト1.88倍として計算していきます。
計算式は以下のようになります。
(例)ハイローオーストラリアでペイアウト倍率1.88の場合
100÷1.88=53.191…
なのでこの場合、勝率が53.191%あれば利益は±0円になり、勝率が最低でも54%あれば利益を出すことが出来ます。
この勝率が±0円になる勝率のことを、「損益分岐点」と言います。
この計算式を使ってご自身の利用している証券口座のペイアウト倍率での損益分岐点を知っておきましょう。
勝率を底上げするには?
あなたが利用している証券会社で最低どれだけの勝率があれば、利益を出していける理解できましたでしょうか?
ここまで理解できましたら、いよいよどうやって勝率を上げていくのかについてです。
バイナリーオプションという投資の特徴として、今よりも為替が上昇するか下降するかを選択するだけなので、じゃんけんのように適当にやっていても1000回も行えば大体勝率は50%になります。
損益分岐点が54%くらいなので、勝率50%の人であれば資金が一気に減ることはよっぽどありません。
しかし、中にはエントリー回数に対して負数が以上に多かったり、お金がどんどん減ってしまう人がいるもの事実です。
なぜ、そうなってしまうのか?
理由は大体この3点です。
- 勝てる手法でない
- 資金管理が崩壊している
- メンタルがブレやすい
逆にこの3点を克服できれば、バイナリーオプションで勝率を上昇させることが出来ます。
いや、でもどうやって克服するの?
っと思ってる方も多いと思いますので、失敗する具体例を交えながら克服方法を説明していきます。
インジマニアやツールコレクターにならない
バイナリーオプションで勝てない人の多くは、インジケーターやツールが悪いと判断することが多く、必勝ツールみたいなものをネット上で見つけては使ってを繰り返します。
ですが、為替相場はインジケーターやツールを使用するだけで簡単に攻略できるほど単純ではないです。
別にインジケーターやツールについて理解を深めることが悪いという訳ではありませんが、インジケーターやツールに頼りすぎてはいけないということです。
インジケーターやツールを使う上で大切なことは、ロジックや機能面を理解して「必要なものだけを利用すること」です。
勝てない人がよく陥ってしまうのが、有名なトレーダーが利用している物やネット上で人気インジケーターと書かれている物を沢山取り入れ、チャートがインジケーターだらけになってしまい、結果的にエントリーする時に見る点が多すぎてエントリーチャンスを逃がしたり、焦って変なところでエントリーしてしまい勝率を下げてしまうことです。
勝率の高いトレーダーは、インジケーターを沢山表示させているから勝てるわけではなく、必要な情報だけを手に入れるために最小限のインジケーターのみを表示させています。
スーパートレーダーの中には、ロウソク足と水平線だけしかチャートに表示させずに勝ち続けている人もいます。
人が使っているインジケーターばかりを気にして、次々とっかえひっかえインジケーターを変えても最後に残るのはインジケーターを知っている数だけです。
そもそも、どんな相場にも適応する完璧なインジケーターはありません。
どれだけ人気で有名なインジケーターでも、強みと弱みが必ずあります。
そこを理解せずに、無敗の無敵インジケーターみたいなものを追いかけ続けていては、ひたすらお金と時間を無駄にし続けます。
重要なことは、バイナリーオプションで使いやすそうなインジケーターやインジケーターの組み合わせを1つに絞ってそのインジケーターの特徴特性を完璧に理解して使いこなす事です。
どういう時に負けやすくて、どういう時に勝ちやすいのか?
具体的には、
- 勝ちやすい相場は?(レンジ、トレンド)
- 勝ちやすい時間帯は?(東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場)
- 勝ちやすい曜日は?(週の初め、週の半ば、週末)
- 1ヶ月のどのタイミング?(月初、月の半ば、月末)
などなどが挙げられます。
では、どうやって調べるか?
それは、自分がエントリーした場所を分析することです。
エントリーポイントの前後のチャートを画像で保存しておいて、勝ちやすいチャートの形を覚えて置いたり、日付や曜日、エントリー時間、判定時間を記録しておき、勝ちやすいタイミングを分析するなどが主な分析個所となります。
しっかりと分析してインジケーターの特徴を把握することで勝率の底上げが可能になります。
危険な時間帯にエントリーしてしまう
バイナリーオプションで勝率を上げるには、為替の変化を予想しやすい時にエントリーした方が勝率は安定して上昇していきます。
逆に、予想しずらい時間帯にエントリーしてしまうと、博打と同じような取引になってしまい勝率が下がる原因になってしまうでしょう。
そこで、取引を控えたほうがいい時間帯を4つ紹介します。
重要経済指標
一番分かりやすいのが、重要経済指標のある時間。
小さめの指標であれば、あまり気にしなくもよいですが、普通~大きめの重要経済指標がある時間の前後30分は取引を避けた方がよいでしょう。
重要経済指標は、Yahoo!ファイナンスから確認できます。
マーケットオープン
世界3大市場の東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場がオープンする時は、為替が大きく激しく動くので非常に値動きの予想がしずらいです。
- 東京市場 :9時
- ロンドン市場 :16時(冬季は17時)
- ニューヨーク市場:21時(冬季は22時)
※冬季は11月の第1日曜日午前2時~3月の第2日曜日午前2時
上記の時間の前後30分は取引を控えましょう。
節目時間
2:00 3:00
4:00 5:00
6:00 7:00
8:00 9:00
10:00 11:00
12:00 13:00
14:00 15:00
16:00 17:00
18:00 19:00
20:00 21:00
22:00 23:00
上記のように〇時00分の時間は、多く為替取引が行われるため、値動きが激しくなり予想出来ない動きをします。
なので、00分をまたぐ取引や判定時間が00分になってしまうような取引は避けましょう。
これ以外の危険な時間帯
- 仲値 9:55~10:00
銀行などの金融機関が顧客と為替取引をする際に使う、その日のレートを定める時間帯。
- ロンドンフィックス 0:00(冬季 1:00)
ロンドンの仲値の時間です。非常に激しく値動きが起こりトレンドを形成するきっかけになりやすいです。
- 五十日 5と10の倍数の日
企業が為替取引の取引決済日にすることが多いので大きく値が動きやすいです。
- 各国の祝日
祝日は、極端に取引量が少なくなることがあり、値動きを予想しずらいです。
徹底した資金管理
「資金管理を守れ!」っという言葉は、投資について学んだことのある人なら誰しもが聞いたことがあると思います。ですが、本当に資金管理が出来ている人はほんの一部しかいません。
バイナリーオプションでペイアウト倍率が1.88倍の場合、勝率が54%あれば利益を出すことが出来ます。しかし、勝率が54%以上あるのも関わらず利益を出せていない人もいます。
その理由は、少額で勝って高額で負けているからです。
「この場所は絶対勝てそうだから」とか「負けたから損失分を取り返そう」などと思っていつもよりも高額BETをしてしまう人は、普段の勝率が高くても負けた時に普段よりも高額な損失をだしてしまうので、いつまでたっても資金を増やすことが出来ません。
じゃあどうするか?
証券口座に入金している金額の10%以下の金額を固定してエントリーしてみて下さい。(ナンピン、マーチンする場合も含む)
もしかすると、一時的に連敗してしまいBET額が証券口座の入金額の10%を超えてしまうかもしれませんが、その場合でも最初に決めた金額を固定してエントリーしていきましょう。
一時的に負けているからと言ってBET額を下げてしまうと、結局少額で勝って高額で負けてしまっていることになってしまい勝率が高くても利益が出ないことにつながってきます。
1週間や1ヶ月くらい金額を固定して、資金が増えてきたら月単位でBET額を増やしていきましょう。
あなたのメンタル大丈夫?
連敗したりすると焦りや損失感から一気にBET額を上げてしまい、証券口座の入金額に見合ってないエントリーをしてしまうことってありませんか?
これは、メンタル面に問題があります。
メンタルがすぐに崩壊してしまう人は、トレーダーとしてこれから稼いでいくのが非常に困難になりますし、逆に取引額を大きく出来る資金を持っていてもメンタルが弱い人は恐怖感からBET額を上げることが出来なくなります。
トレーダーとして稼いでいきたいと考えているのであれば、中途半端な気持ちでトレードするのはなく、「自分はプロのトレーダーだ!」という自覚を持つことが大事です。
プロのトレーダーとしての自覚を持てば、ちょっと負けたくらいで適当な取引やむちゃくちゃな資金管理を行うことは出来ないはずです。
メンタルが崩壊する前に、一度相場から離れてリフレッシュしたり、連敗してしまう日は、「今日は勝ちにくい相場」と割り切って1日取引を辞めておくとよいでしょう。
まとめ
バイナリーオプションで勝率を底上げするためのヒントは掴めましたでしょうか?
まず、勝率の計算方法と、あなたが使っている証券会社の損益分岐点を知り、利益を出すための最低ラインを知っておくことが大事です。
そして、取引手法や使うインジケーターの特徴(長所、短所)をしっかりと理解し、自分がプロのトレーダーとしての自覚を強く持ち資金管理を徹底しながら、危険な取引時間を避けてエントリーしていくことであなたの勝率は今よりも底上げすることが出来るでしょう。
ぜひ、ご自身の頭にしっかりとインプットされるまで、何度も記事を読み直して頂ければ幸いです。
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